今回の記事について
今回は「オリジナル曲がほしい!」を表題に「ヒサとヨミ」の楽曲制作を担当されている、しろくじさんを発見するに至った経緯の話、後編です。
前編では、ゲーム制作開始時点の楽曲へのイメージや、楽曲探しの奮闘をまとめておりますので、当記事と併せてお楽しみいただければ幸いです。
前編はこちらから↓
オリジナル曲がほしい!(前編)https://sns.freegame-contest.com/2085/
目次
①前編のあらすじ
②ネットの海は作曲家でいっぱい
③深夜の2時間DTMさんの発見
④進化するX
⑤しろくじさんの発見
⑥最後に
①前編のあらすじ
ゲームに使用したいクラシック曲を求めるも、そう都合よくは使用できる音源ががあるわけもなく……
「ないなら作ればいいじゃない!」ということでゲーム制作者なら一度は考えたことがあるであろう「オリジナル曲」の制作に着手することに!
しかしどうにもうまくいかないため、私たちは広大なネットの海へ音楽家を求めて旅立つのであった……
②ネットの海は作曲家でいっぱい
音楽家を探すといっても、広大なネットの海から求めている人材1人を見つけることは、そう容易なことではありません。
まずは捜索範囲をX(Twitter)に絞り、私(doko)は曲を作っている人たちを探し始めました。
まあその多いことと言ったら……!!
それはとても衝撃的なことでした。世界は数多の作曲家たちで溢れていたのです!
作っている曲も、傾向も、十人十色千差万別。X(Twitter)だけでも追い切れないほどたくさんの方が作曲をされているのです。無作為に探していては、私たちの求める音楽を作っている人には辿り着けそうにありませんでした。
③深夜の2時間DTMさんの発見
そこで、私は閃きました。
現在活動を精力的にされていて、かつ自分たちの希望に合いそうな人を見つけるには、創作タグを見つけ、そのタグを観測するのが良いのではないかと。
私が探したのは創作系の時間制限制作タグでした。
馴染み深いところで言えば「ワンドロ」(ワンタイムアワードローイング)。ゲームを的に言い換えると絵のRTAみたいなものです。これが音楽にもあるに違いないと考えたわけです。
タグはすぐに見つかりました。その名も「#深夜の2時間DTM」
世の中には2時間でお題にあった曲を作ってしまう猛者たちがいっぱいいるんですよ……すごいですね。
私はタグを巡回し、気になる曲や作曲されている方をチェックしていきました。
④進化するX
「#深夜の2時間DTM」の観測とともに続けていたのが、クラシックで使いたかった楽曲、主にドビュッシーについての検索です。
クラシックの曲を使用するのも諦めていなかったわけです。
曲を作ってくれる人、あるいは曲を演奏して音源として制作してくれる人を求め、検索、閲覧、いいね、rpを繰り返す日々……
徐々に私のTLが、おすすめ機能により音楽関係の方のポストで染まっていきました。
⑤しろくじさんの発見
音楽漬けの日々で進化したXくんはついにやってくれました。
成長したおすすめ機能によって、私のTLに一曲の素敵な曲が現れました。
それこそ、しろくじさんが作曲された#75『夕陽の注ぐ庭』という曲でした。
https://x.com/shiroquji/status/1669725538645340162?s=20
死んだ魚の目でTLをぼんやり眺めていた私の脳に激震が走りました。そしてすぐさま確信したのです。「この人だ!」と。
ポストからプロフィールを閲覧、YouTubeを確認。やはり間違いありませんでした。私たちの求めていた音楽家はしろくじさんだったのです。
当日の私(ど)と、にせさん(に)の当日のやり取りが以下となっております。
ど「にせさん!! にせさん大変です!!!」
に「どうかしましたか……!?」
ど「ついにめっちゃいい人を発見しました!」
に「めっちゃすてきなピアノ曲!!!!!」
ど「ですよね!? めっっっちゃいいですよね!」
に「すごい! よく見つけましたね!!」
ど「おすすめに出てきたんです!!! 速攻でフォローしました〜」
と、いうわけで
光の速度でしろくじさんを捕k……フォローした私たち。なんと運よく相互になっていただけたのでDMを送りました。そこでゲームへの楽曲の使用許可をいただくとともに、テーマ曲の制作を依頼するに至ったわけです。
しろくじさんには前編記事の冒頭で紹介したテーマ曲だけでなく、フィールド曲やジングルを制作していただきました。またほかにも制作楽曲を数曲使用させていただいています。ぜひゲームがリリースされた際には、音楽にも注目していただけたら幸いです。
⑥最後に
今回記事を書いていて、本当に私たちチームは運がいいなと感じました。なぜならこの記事を読んでくださっているあなたを初め、音楽を作ってくださったしろくじさん、日々進捗を見守ってくれる多くの優しい方々に助けていただいているからです。ありがとうございます。
いいゲームをこの世界に生み出すことが何よりの恩返しになると信じて、これからも制作を頑張ってまいりたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。
「ヒサとヨミ」HP
https://hisatoyomi.niseo.art/
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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