
私は、誰かの日常や人生を切り取ったようなお話が大好き。劇的な展開や激しさというより、誰しも経験し得るあたたかみ、揺らぎを感じたいタイプです。
同時に、仮にハッピーエンドでなくても妙な後味の悪さはなくしたい。自分がつくる作品には、この趣向がよくあらわれていると思います。
だから創作の世界で考えたら「あまりに平凡でありふれているお話かも」「またこのパターンか…って呆れられちゃうかな」と考えることもしばしば。そして「世に出しても意味ないか~」と投げ出したくなるまでがお決まりです(笑)
しばらく同じ葛藤を感じていたのですが、ある日私の背中を押してくれた言葉と出会えました。
※引用も考えたのですが、ご本人の本意でなかったら申し訳ないので差し控えます
「私は平凡なハッピーエンドを求めている。現実でこれほど手に入れにくいものはない」
「自分は同一作者の作品で同じような要素・展開は待ってました!と嬉しくなるタイプ」
当たり前といえば当たり前なのですが「ああ、世に出していいんだ」と肩の荷が下りた感覚に。そして私に限らず、同じく刺さる方はいると思います。
今自分の気持ちが素直に綴れているのは、誰かが綴った言葉があるおかげです。さらにまた誰かの制作意欲につながったら、とても幸せに思います。
これからも好きを集めた素敵な作品が、たくさん世に出ますように。
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