どうも!
Youtubeでフリーゲーム実況をしているもぐらです!
とはいえ、ここ最近はお恥ずかしいことに喉を壊してしまいまして、まだ喉の復旧作業中です。
何とか普通の会話程度であれば咳き込むことも減ったのですが、どうしても声を張ったり、喉に力をこめたりすると咳が止まらなくなります。かれこれ2週間ぐらい収録しておらず、絶賛リハビリ中です。
ゲーム実況者名乗ってもいいのかなと思うほど、非常に活動がスローダウンしてますね。喉が調子いいときでも最近は1週間に2-3本実況動画をアップできれば良い方で、たまに全く上がらない週もあったりします。そんな中での喉の不調なので、人によっては「一時休止状態じゃねえか!」と見られてもおかしくない状況だったりします。
一旦もぐらの話しは置いておいて、皆さんはどれぐらいのスピード感で制作活動をしておりますでしょうか。毎日作業できている人もいれば、週末に何とか時間を作って作業している人もいれば、はたまた不定期でやれるとき・気分が乗るときにちょいちょいやるだけという人など、色んなペースの人がいると思います。
「ああ、今日も作業できなかった・・・」
「みんなの進捗してるのに、私は全然作れてない・・・進捗報告できない・・・」
「あの人また新作出してる、私まだ一つも作品できてないのに・・・」
そんな風に思ったことありませんか。
ゲーム制作に超フルコミットできる人であれば、作業スピードに調整幅を利かせやすいかもしれませんが、人生そんな単純じゃないし、ましてや個人製作のゲームになってくると実際は仕事や学業などに勤しみながら、そのなかで時間を探して作業をしている人がほとんどだと思います。
そんな状況の中でSNSで周りの人を眺めていると、自分が周りから取り残されているのではないかと錯覚することも多くなります。SNSは有益な情報が流れて来ることもあれば、別に聞きたくもない他人の話を無理やり聞かされる場所でもあります。渋谷でデカいトラックが「ばーにら、ばにら!」とかデカいスピーカーで通り過ぎたりしますよね。あれがバーチャルになったのが、SNSです。嫌でも耳に入ってきます。
自分が特に進捗をしていないときに運悪くプレツクデーやスーパーゲ制デーにぶち当たって、「こんなに進みました!」という進捗報告を見てしまった暁には「嗚呼、わしはなんて愚かな人間なんじゃ・・・」と自分の無能さに飽き飽きしてしまう人もいるのではないでしょうか。SNSの情報は時折精神に細かくジャブを入れてくるので、ガラスのハートは少しずつ欠けていってしまいます。自分が満足するほどゲーム制作を進捗させるというのは、結構難しいものなんじゃないかな想像しています。
いつも通り前置きが長くなってしまいましたが、もぐらは「目標ってそんなに高く持つ必要あるのかな」って思っています。
もぐらはゲーム制作者ではないので、SNSでたまに流れてくるゲームの進捗報告の内容が、どれぐらいスゴイものなのかっていうのは正直わかりません。なので、無条件で作業が進捗しましたっていう人を見ると「凄いじゃん!」って心の中で思っていますが、進捗報告を見ている中でたまに、
「今月はこんだけしか進捗してないです、ごめんなさい・・・」
「新作遅れそうです、すみません・・・」
っていうツイート(今だとポストですかね)を見ると「ん?」となることがあります。少しでも進捗をしているのであれば凄いことなんじゃないかと、素人目線では感じてしまうわけです。
もちろん実作業としては大したことないのかもしれない、たった数時間、数分程度の作業内容かもしれない、それでも何かやったのであれば、「凄いじゃん!」と思いながら、もぐらはSNSでゲーム制作者の皆様が垂れ流す「ばーにら、ばにら!」を楽しく聞いているわけです。
「そんなに卑下する必要ないよ!もっと自分を誉めよ?」
というのがもぐらの考えですが、もう一歩踏み込んで考えると、そう皆さんが考えてしまう裏には「他の制作者と進捗の足並みをそろえられなければ、自分の進捗はマイナス」だと思っている節があるんじゃないかと思っております。
「周りはあんなに進捗しているのに、私はこんなちっぽけな作業しかしてない、ああ、どんどんみんなに置いていかれる!取り戻さないと、もっと頑張らないと!」
と尻に火が付いたはいいものの、一日が30時間になるわけもなく、仕事や学業を置き去りにできるわけもなく、ゲーム制作の進捗が亀の速度なのは変わらず「あああ、今日も何もできなかった・・・」と罪悪感に駆られて辛くなる毎日。最初は楽しそうだからゲーム制作を始めたのに、それが義務感になって苦しくなってしまう。
マイナスをいかに取り戻すかというゲーム、いうなれば何とかして借金を返す毎日みたいな感覚に陥っているんじゃないかと思うわけです。
でも冷静に考えてみたら、そんなことないですよね。
ゲーム制作をしていない状態がニュートラルな状態で、そこから少しでも作業をしたらプラスなはずです。
人間何もしないことが当たり前で、そこから何か作業をしたら、もうそれだけで凄いはずです。そこには「ちょっと頑張った」「そこそこ頑張った」「凄く頑張った」っていうグラデーションでしかないわけで、何かをしたらそれだけで凄いことで、自分を誉めてもいいと思うのです。
実際にパソコンに向かって、「ツクールを開いて作業をする」とか、「キャライラストを描き上げる」とか、そういうアウトプットが明確なものだけじゃなくて、「トイレの中でウ〇コをしながら、なんとなく次のゲームのアイデアについて考える」っていうだけでも、実は少し進捗してるわけです。
普通の人であればウ〇コしながらYoutube見ているのに、あなたはゲーム制作について考えていた。それは何もしていないニュートラルな状況から少しプラスを作ったわけです。それだけでも「ちょっと頑張った」って自分を誉めてあげていいんじゃないかなと、もぐらは考えています。
もぐらも喉はぶっ壊れていますが、トイレでは次の動画どうしようか、ブログ何書こうか考えたりしています。こんな些細なことでさえ、「ちょっと頑張った」という自己評価です。自分を誉めるハードルは、自分にめちゃめちゃ甘いぐらいが丁度いいと感じます。
以前フリーゲームCMコレクションという、フリーゲーム制作者が自分の作品をPRするCMを視聴する配信で登壇をしたことがあります。そこでよくゲーム制作者が「みんなのCM凄すぎ、私のCMしょぼいわ・・・」というコメントを呟くことがあります。
実際はしょぼくないケースがほとんどなんですが、「いやいやいやいや、CM作っただけ偉すぎるやろ」ってもぐらは思ったりしています。なぜか皆さん自分の努力を誉めるハードルがめちゃめちゃ高いわけです。
別に世界新記録出さなくても、50メートルプール泳ぎ切ったら凄くない?っと。もっとハードル下げてもよいのではないかと、もぐらは考えております。別にSNSで自分大好き話をする必要はないのですが、自分の心の中では自分を誉めるハードルは下げてあげて、沢山誉めてあげたほうが楽しくゲーム制作に臨めるのではないかと思うわけです。
あと、そもそもある特定の側面の努力を他人と比べても、何も生まれないというか、正直無意味だともぐらは思っています。
例えば、大谷選手と野球の努力を比べて、
「ああ、大谷選手はこんなに野球を頑張っているのに、今日ももぐらはバットを握らなかった、嗚呼、もぐらは悪い子・・・もぐらは悪い子・・・」
ってなるのって、なんか可笑しいと思いませんか。そこ比較してもどうにもならんやろ、って思いますよね。じゃあ、もぐらは負の存在なのかというと、別にそうでもないはずです。(もぐらのアンチとかはそう思うかもしれないですが)
もちろん大谷選手は野球をめちゃめちゃ努力していますが、もぐらは野球ではなくそれなりに仕事なり、勉強なり、このブログを書くなり、他の努力をしています。その合間でフリーゲーム実況をやっているので、結構頑張っていると思います(もぐら談)。一つの側面だけで見ても、その人の努力の凄さって測れませんよね。
ゲーム制作でも、「あの人はめちゃめちゃゲーム制作を頑張って超進捗があった、一方で私はそれほど進捗はなかった、でも子育てを頑張ったから、私偉い!」でいいと思うわけです。ましてや、その人は子育ての合間にゲーム制作を少しでも進捗させたのだから、めちゃめちゃ凄くないですか?
因みに、もぐらもYoutubeで他の実況者を見ると「2週間動画上げられなかったから、毎日投稿してる人と動画14個分差がついちまったあ!」と、ふと思ったりすることはあります。
でも、その代わりに仕事の経験値は、その人よりも実況動画14個分稼いだともいえるわけです。
動画投稿しなかったからといって、全くもって人生にマイナスをもたらしていない、ましてや社会にとっては、わけわからない実況動画よりも価値のあることをしたといえるのかもしれません。書いてて凄く悲しくなりました。
自分が持てる時間、持てるスタミナ、その中で自分で少しでも努力をしたのであれば、周りが何をしてようがそれはプラスであって、「自分頑張った!凄い!」なわけです。それ以上ではあっても、それ以下ではありません。
人の努力を知るのは別に悪いことではありません。目標とすべき人がいるというのは、凄いモチベーションになるのも事実です。でも、その人はその人の人生、自分は自分の人生があって、ペースが違うというのも理解することを忘れてはいけません。
何もやらなかった自分と比較して、自分のペースで少しでも何かあったのなら、それは自分を誉めてもいいんじゃないかなと、
そう思って頂ける人が一人でも増えることを祈って、このブログを投稿します。
あー。
今日も実況できなかったあ。
でもまあ、ブログあげれたから。最高に偉いわ、自分。
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