【制作記録2】リトライ機能をつけよう【ツクールMZ】

【制作記録2】リトライ機能をつけよう【ツクールMZ】

イベントで敵に捕まった時にリトライする機能

おかゲ制作所が公開している2作目のホラーゲーム【槨ノ家】では、リトライ機能を導入しています。

今回、3作目【糺糺縁糸】にもリトライ機能を導入しようと考えているため、忘備録としてげむくりに残しておきます。なぜならば、そうすることで私がド忘れした時に調べやすいからです。あと、何度もスタート画面に戻され、最終的に(私の)心が折れるホラーゲームが、この世から少しでも減るといいな、という身勝手な下心もあります。叶えてよインキュベーター!

❓この記事で言う「リトライ機能」とは❓
敵に捕まった時、スタート画面に戻さず、捕まるイベントの前まで時間を巻き戻してやり直す機能を言います。

※RPG等の戦闘での「リトライ機能」とは異なります。この場合のリトライは、ネット検索すると色々便利なプラグインがあるようなので、そちらをご参照ください。

❓「リトライ機能」をなぜ導入しようと思ったの❓
自分でテストプレイしてる時に、何度も敵に捕まり、スタート画面に戻されてキレそうになったからです。
ゲームを作っているのは自分のため、スタート画面に戻されるたび、どこにもやり場のない感情が渦巻くことになります……。ストレスよくない。

❓「リトライ機能」のメリットは❓
敵に捕まった時、プレイヤーは「直近のセーブデータどこだった!?やべ、セーブ全然してなかった!」と焦る必要がありません。また、「だいぶ前からやり直しか〜きちぃぜ……」と心折れたりせずにプレイを続行できます。プレイヤー(私)的に非常に助かる神機能。

では、早速実装してきましょう!

1:コモンイベントで「プレイヤーの位置」等を取得する

敵に追いかけられる直前のイベントで「プレイヤーの位置」を取得して、変数に格納しておきます。
変数って何?って思いますが、私も良くわからないので「必要な情報を一時的に覚えさせておける便利な何か」くらいの認識です。

コモンイベントを上記画像のように設定します。
スイッチ「イベント位置保存」がONになると、プレイヤーの操作するキャラクターがいる「マップ」「座標」が、それぞれの変数に保存されます。画像では「マップ」「座標」の取得だけになっていますが、プレイヤーの向きやHPも別途設定すれば保存できます。便利!

変数を格納したら、スイッチ「イベント位置保存」をOFFにしておきます。そうすることで、次にスイッチをONにした時に、取得したいなと思うプレイヤーの位置を好きなタイミングで取得することができます。

2:コモンイベントで「リトライ選択」を設定する

画像の例では、敵に捕まった時、以下のような流れになります。

・MEを流す(デデーン🎵とか)
・ゲームオーバーの画像を表示する
・リトライ/スタート画面の選択肢を出す

リトライした時は、以下のような流れになります。

・SEを流す(シャーン🎵とか)
・画面をフェードアウト(暗転)させる
・ゲームオーバー用のマップに場所移動させる
・ゲームオーバーの画像を消しておく
・コモンイベント「プレイヤーの位置保存」で取得した場所に再度移動させる
・画面をフェードイン
・イベント処理を中断(←これ必要か分からないんですが、一応入れてます)

‼️ここで一番重要なのが、「ゲームオーバー用のマップに場所移動させる」です。
別マップへの場所移動を挟むことによって、敵の位置やイベントを巻き戻し(=所定の位置に戻し)ます。
私は適当に3×3にしてますが、飛べればいいので、マップサイズは1×1とかでも良いと思います。

3:敵のイベントを設定する

追いかけてくる敵のトリガーを「イベントから接触」にして、接触した時にコモンイベント「リトライ選択」が実行されるようにします。リトライでイベントを巻き戻した時にオフにしたいスイッチがあったら、あわせてオフにしておきます。

・敵がプレイヤーに接触

・リトライ選択
・巻き戻したいスイッチをオフにする(任意)

ゲームオーバー用マップへの場所移動をかますことで、敵の位置が初期に戻り、イベントが巻き戻ったように見えます。

4:リトライを開始するイベントを設定する

イベントが巻き戻った際、どこから始め直すかを設定します。
上記画像では、トリガーを「自動実行」にして、自動で追いかけっこが開始されるようになっています。
ここは物語の流れで、お好みで変えると良いと思います。

‼️自動実行に設定する場合、一番重要なのが、「イベントの一時消去」です。
これを設定しておくと、ゲームオーバー用のマップを挟んで場所移動で戻ってきた時、イベントの頭から再び自動実行されます。

これでリトライ機能の実装が完了です!めんどうくさいですね!?

私はリトライを「巻き戻す」と表現していますが、これはゲーム制作を始める前の、プレイヤーとしての名残です。
自分でゲーム制作を始めてみて実感しました。イベントは、ボタンひとつで、魔法のように、パパッと巻き戻ることはありません。ゲーム制作者が、きちんとした手順で、リトライ機能を設定する必要があります。

ちなみに、このリトライ機能の方法は自力で編み出したわけではありません。
ツクラーの叡智(えいち)があつまる場所で泣きつきました。
泣きついた半日後には、親切な方がリトライ機能の実装方法を教えてくださいました。
心が折れる前に、頼れるところにはバンバン頼りましょう。

【泣きついた場所:ツクマテサイト】(ご教授いただきましたchro様、ありがとうございました)
https://tm.lucky-duet.com/

‼️泣きつく際は、礼儀正しさを忘れないようにしましようね!
下記あたりを意識して質問すると、叡智(えいち)が応えてくれる可能性が高くなります。

・自分が今悩んでいる問題・実装したいことを簡潔に書く。
・画像のスクリーンショットやイベントの設定をコピペしたりして相手に伝わりやすくする。
・自分が試してダメだったことを詳細に説明する。
・解決したら、相手にお礼を伝え、タイトルに【解決済】と入れておく。

おまけ:ゲームオーバーの文字(ゲーム素材)

透過できてませんが、良かったらお使いください(*´ω`*)

■一般的な素材の利用マナー範囲内でご使用ください。
※著作権は放棄していません。
※生成AIは使用していません。

・商用利用・18禁作品利用:OK 
・加工・改変(切り抜き、色変え、加筆):OK
・二次配布:禁止
・クレジット表記:不要

■使用フォント:フロップデザインフォント様
異世明・異世ゴ(フリーフォント)
https://booth.pm/ja/items/2291468

また、実際にリトライ機能ってどう言う感じ?と思われましたら、ぜひ【槨ノ家】をプレイしてみてください✨
【げむくり内の槨ノ家ゲームページ】
https://sns.freegame-contest.com/photo/%e6%a7%a8%e3%83%8e%e5%ae%b6%ef%bc%88%e3%81%8b%e3%81%8f%e3%81%ae%e3%82%84%ef%bc%89/

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